子そだての心

 太陽と地球と月のリズムに合わせて人間の生活があり、成長があるのです。そのことを配慮して幼児の目覚めがスムーズにいくように生活リズムを整えましょう。

 幼児の睡眠時間は10時間位がよいようです。そのためにも早めに寝かせて、7時頃には起こし、30分〜1時間位はゆっくり時間をかけて洗面、着替え、朝食などをさせましょう。それが幼児にとっての一日の元気の源になるのです

 幼児の成長にとって、年齢にふさわしい体験をさせることが大切です。公園や小川や野原が大好きです。幼児が本当に喜ぶ体験を見つけましょう。

 幼児は無理をさせなければかなりのことができるようになります。字も覚えます。おけいこごとも上達します。しかし幼児期に本当に喜ぶ遊びが必要です。
 大人は知育に力を入れ過ぎてはいないでしょうか。もっと遊びの中で育つものを大切にしましょう。

 慈しみはぐくむとは、幼児の身の回りの環境を心細やかに準備して、謙虚な心で幼児の成長を待つことです。

 「草や木の言うことをよく聞き、世話をしていけば見事な花が咲く。この花を咲かすことが何より楽しみです。」これが花を育てる人の心です。子育ても同じです。
 幼児の心を読み取り、幼児の思いによく気づくことが幼児期の教育では大切です。

 日常生活の中には美しい、面白い、楽しい、嬉しい、イラスト
ありがたいと感ずることがたくさんあります。
そのような感性をまず育てましょう。
 よく感じることのできる心豊かな大人と一緒にいると、幼児も心豊かに育ちます。
 幼児の言葉をよく聞いて、幼児の気持ちを感じる心になることが大切です。

<資料提供>
北九州市教育委員会作成
平成10・11年度
文部省委託「幼稚園における子育て支援活動」推進事業
”子育てにちょっとお耳を”PartT

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